豊後大野市朝地町上尾塚
なし
JR緒方駅から車で15分
蝙蝠の滝(こうもりのたき)~船をも迂回させた絶景の滝~
大野川本流にかかる高さ約10mの滝で、こうもりが翼を広げているように見えることから名づけられたと言われています。
明治時代になると、竹田市から別府湾まで、大野川に舟を通して物資を輸送する計画ができて着手されます。その時、滝は障害になるのですが、この滝では滝そのものを船が迂回する工事が行われ、水路が掘り抜かれ、舟を上げ下げするすべり台のような樋により完成しました。この蝙蝠滝も阿蘇火山が9万年前に起こした噴火による火砕流が冷えて固まった溶結凝灰岩でできており、発達した柱状節理が荒々しい大野川の姿を演出しています。